自民党総裁選を巡る議論、若手・中堅議員らが異論
2025/08/31
何が起こった?
自民党総裁選を巡る議論が活発化している。参院選大敗を受け、中堅・若手議員らが臨時総裁選の実施を求めている一方、石破茂首相側は、総裁選前倒しに賛成した場合、閣僚ら政務三役は辞任すべきと主張している。また、自民党は、党所属の国会議員と都道府県連代表各１人の過半数の要求があれば、任期満了前に総裁選を行うことが可能だとしている。意向確認の対象は、衆参両院の党所属議員（議長は除く）の計295人と都道府県連の代表各1人で、総数は342人。過半数の172人が要求すれば前倒し実施が決まる。書面の提出と結果公表は9月8日になる見通し。
どういった意見がある?
中堅・若手議員らは、「選挙敗北の責任はトップにあるのは、当たり前のことです」と指摘し、総裁選は前倒しで行い、候補者に、国の将来の形を大いに語っていただく機会を持つべきだと主張している。一方、石破首相側は、総裁選前倒しに賛成した場合、閣僚ら政務三役は辞任すべきと主張している。また、世論調査では、石破首相の続投を容認する有権者の意向が鮮明化している。
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