イスラエル、ガザ停戦交渉継続もハマスの条件拒否
2025/07/13
何が起こった?
イスラエルがガザ地区で「人道都市」建設を計画し、パレスチナ人住民を移住させると発表した。イスラエルはハマスとの停戦交渉を継続中だが、ハマスの条件を拒否している。イスラエル国防相は、ガザ南部のラファに「人道都市」を建設し、約60万人のパレスチナ人を移住させる計画を準備するようイスラエル軍に指示した。住民にはセキュリティー検査が行われ、ハマス関係者ではないことを確認して移住させる。また、条件が整えば、イスラエルとハマスが現在交渉中の60日間の停戦が実現すれば、その期間中に「人道都市」の建設を開始するつもりだとした。
どういった意見がある?
イスラエルの「人道都市」計画は、人権団体や国連から非難を受けている。イスラエルの人権弁護士マイケル・スファード氏は、この計画を「人道に対する罪の実行計画」と非難した。国連も以前、占領地の民間人の強制移動は国際人道法で厳しく禁じられており、「民族浄化に等しい」行為だと警告していた。一方、イスラエルのネタニヤフ首相は、パレスチナ人により良い未来を与えたいと述べた。
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