米成長見通し上方修正、雇用増はペース鈍化へ
2025/10/14
何が起こった?
米成長見通し上方修正、雇用増はペース鈍化へ。全米企業エコノミスト協会（NABE）の調査によると、エコノミストは今年と来年の米国経済成長率見通しを引き上げた。一方、雇用の伸びについては引き続き鈍化を見込んでいる。インフレ調整後の国内総生産（GDP）は今年1.8%増加する見通しで、6月時点の予測値である1.3%増から上方修正された。企業投資の見通しが大幅に改善したことが背景にある。今年の雇用者数の増加規模は月間平均6万人と予想されており、数カ月前に予測されていた8万7000人から下方修正となった。
どういった意見がある?
エコノミストは、米当局が年内に追加で0.25ポイント利下げを行い、2026年には計0.75ポイントの利下げを実施すると見込んでいる。インフレ率は来年も米当局の目標である2%を上回る水準で推移すると予想されている。一方、個人消費支出（PCE）物価指数は、今年の3%から2026年末には2.5%まで低下すると見込まれている。また、労働市場が弱含む一方、経済成長には力強さが見られるようだと指摘した。
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