米ロ首脳会談、実現の可能性低下
2025/10/23
何が起こった?
ロシアがウクライナ各地を攻撃、6人死亡－トランプ氏和平努力に冷や水。ロシアがウクライナ各地にドローンとミサイルで大規模な攻撃を再び仕掛けた。22日未明に行われたこの攻撃で子供2人を含む民間人が少なくとも6人死亡した。ゼレンスキー大統領はロシアの指導部が重大な問題を感じない限り、外交に関するロシアの言葉は何の意味も持たない、と述べた。また、ロシアは今冬に向けてウクライナのエネルギーインフラに対する攻撃を強化。ウクライナは暖房に欠かせないガス生産の半分以上が停止を余儀なくされている。
どういった意見がある?
トランプ氏がロシアのプーチン大統領と2回目の首脳会談を開く可能性が低くなったことで、戦争の終結が遅れる可能性が高まった。ゼレンスキー氏はロシアは「恐怖と疲弊を生み出す」のを目的としているとし、より厳しい制裁や防空体制の強化、長距離兵器の供与が必要だと述べた。一方、トランプ氏は、プーチン氏が合意を望んでいること、そして対面による交渉を信じていることを、プーチン氏に影響を与える手段として利用している節があると指摘。プーチン氏は、ブダペストでの首脳会談に同意した後、トランプ氏に電話をかけ、プーチン氏はトランプ氏が合意を望んでいることを利用しているとみられる。
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