ニデック株、特別注意銘柄に指定
2025/10/28
何が起こった?
東京証券取引所は、ニデック株を「特別注意銘柄」に指定した。同社の2025年3月期の有価証券報告書について、監査法人が「意見不表明」としたこと、内部管理体制等について改善の必要性が高いと見なされたことが理由だ。特別注意銘柄とは、東証が上場企業の内部管理体制などについて改善の必要性が高いと認めた際に指定する。過去には上場廃止に至ったケースもある。
どういった意見がある?
ニデックの株価は、不適切な会計処理の疑い公表以降、約2カ月で1000円程度下落している。アナリストは、第三者委員会による調査や関税関連の社内調査の全容が明らかになることが株価の底打ちには必須と言い、この事案の不透明感が晴れれば、事業ポートフォリオ改革による利益率改善、データセンター・エネルギー・インフラ関連を軸とした利益成長、会社の質的な変化など、評価点は豊富と考える。
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