中国の7月物価指標、CPIは横ばい PPIは予想より大幅落ち込み
2025/08/10
何が起こった?
中国の7月物価指標で、消費者物価指数（CPI）は前年比で横ばいとなり、生産者物価指数（PPI）は前年比3.6%下落と、市場予想の3.3%より大幅な落ち込みとなった。長引く不動産不況や米国との貿易問題の影響が背景にある。CPIは変動の激しい食品と燃料価格を除いたコアインフレ率は前年比0.8%上昇と、1年5カ月ぶりの高伸びだった。
どういった意見がある?
一部のアナリストは、デフレ圧力が和らいでいる兆しがあるとみる一方で、不動産部門がまだ安定せず、経済が内需よりも外需に支えられており、労働市場もなお弱いことを理由に、デフレが終了するかはまだ不明だとする意見もある。また、政府の政策措置がPPIを押し上げるとの見方もあれば、さらなる対応が取られる可能性があるとの見方もある。
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