FRB議長、物価と雇用にらみ「難しい局面」 追加緩和時期示さず
2025/09/25
何が起こった?
米連邦準備制度理事会（FOMC）は、雇用市場の弱含みとインフレ圧力のバランスを取る難しい局面にある。9月16日、主要政策金利を0.25ポイント引き下げ、年内にさらに2回の利下げを予想した。しかし、この決定には意見の相違がある。特に、マイラン理事はより大幅な利下げを主張し反対票を投じた。雇用市場が軟化する中、労働市場へのリスクが増大しているという指摘に対し、インフレへの懸念もなお根強い。パウエル議長は慎重な姿勢を崩さず、さらなる利下げも否定していない。
どういった意見がある?
パウエル議長は雇用の弱さに対応するため慎重に利下げを進めるべきだと主張。一方でマイラン理事は労働市場を支援するためより大幅な利下げが必要と強調。多くの連邦準備制度（FRB）当局者はインフレのリスクは依然として高いが、労働市場を支援する必要があると見ている。また、市場関係者も慎重な利下げの先行きを注視している。
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