クックFRB理事の解任認めず、米控訴裁が地裁判断支持
2025/09/17
何が起こった?
米コロンビア特別区巡回控訴裁判所は、トランプ大統領によるクック連邦準備理事会（FRB）理事の解任を認めない判断を示した。クック氏は当面、FRB理事にとどまることができる。16-17日の連邦公開市場委員会（FOMC）では金利引き下げが予想されている。控訴裁はクック氏解任を阻止する地裁判断の差し止めを求めた司法省の上訴を棄却。政権は連邦最高裁に上告する見通し。
どういった意見がある?
控訴裁の判断は2対1で、バイデン前大統領が任命した2判事が地裁判断を支持。トランプ大統領が任命した判事が反対した。賛成意見は、憲法に反して適正手続きを拒否されたと主張するクック氏が勝訴する可能性が高いと指摘。一方、反対意見では、クック氏が理事にとどまればトランプ政権に損害を与えるリスクが高くなるとされた。
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